起業

【起業】最近はやりのシェアビジネスとは?光と影


貴方は、「カーシェア」や「シェアハウス」をご存知ですか?

最近、Airbnb(エアビーアンドビー)や、軒先.comなど、
ユーザーが必要としており、かつサービス提供者にとって
コストがかかるものをユーザーがシェアできる、といった
ビジネスモデルが徐々に浸透してきました。

今回は、シェアビジネスを始める上での
メリット・デメリットそれぞれについてお伝えします。

 

シェアビジネスで成功する要素、とは?

いきなりで恐縮ですが、
友達とシェアできるものは何ですか?

潔癖症の方は何もシェアできないでしょう。
普通の方であれば、車や空き部屋はシェアできるでしょう。
場合によっては、食堂もシェアできるかもしれません。

そこで、今まで当たり前だった、しかも成功しているシェアビジネスに
フォーカスしてみます。

そう、漫画喫茶です。

シェアビジネスの成功例 漫画喫茶

上記のほかにも図書館がありますが、ほとんどが公立・国立なので、
今回のフォーカスからは外します。

なぜ、漫画喫茶がシェアビジネスの成功例なのか?
漫画喫茶は、単純に言えば漫画をシェアできる喫茶店、なのです。

今でこそ、乱立しすぎて利益率が悪くなってしまいましたが、
創業当時は画期的で利益が見込めるビジネスの1つでした。

そのポイントは主に3つあります。

 

その1:会員型ビジネスに持ち込みやすい

漫画喫茶をご利用された方はおわかり方と思いますが、
会員登録手続きをした記憶はありませんか?

そうなんです。

利用時間のみで課金するだけでは、店舗側も割損になってしまうこともあるので、
新規会員登録時や年会費・月会費など、固定値を徴収するケースがあります。

そうすることで、客単位当たりの利益を見込みやすいビジネスといえます。

また、UCK blogの読者ならお分かりかもしれませんが、
ここでも顧客の育成、
つまり引き上げ施策を展開しやすいビジネスモデルとも言えます。

会員制ビジネス

その2:原価を抑えやすい

漫画って、一度購入してしまえば、よほど人気の漫画でない限り
そうそうボロボロにはなりません。

ということは、飲食店の様に顧客が増えるにつれ原価も増える、といった
原価の膨れ上がりを抑えることができます。

また、喫茶店と謳っている以上、ドリンクのサービスを行っていますが、
レストランなどと比べれば、飲食に関するコストを抑えて、ここでも
原価の引き締めを図っています。

とはいえ、他店との差別化を漫画だけでやるのは難しいので、
飲食サービスやシャワー室を設けて差別化を図っている
ケースもあります。

飲食店より有利

その3:接客が容易

漫画読んでるときに、接客されたらどう思いますか?
いやですよね(笑)

皆様お分かりのとおり、失礼な言い方かもしれませんが、
お客さんを放っておいてもよいわけです。

ということは、つまり人材育成のコストを削減したり、
浮いた接客コストをほかのリソースに回すことができます。

接客が楽

ここまで、シェアビジネスの成功例である漫画喫茶について説明いたしました。
今度は逆に、シェアビジネスで失敗した例はどうかを見ていきたいと思います。

 

シェアビジネスにおける失敗

実は、2014年5月7日に、ウォールストリートジャーナルで
こんな記事が紹介されていました。

Startups Want to Be the Next Airbnb, Uber

ここで取り上げられている話を要約してみました。

  • AirbnbやUberのような、シェア経済に着目したスタートアップ企業が、
    ユーザー層を拡大している。
  • シェアビジネスを活用した起業家が増えているが、成功しているのは一部であり、
    現実には失敗事例も増加している。

シェアビジネスの失敗例

その中でも気になる文脈がありますので、原文を持ってきました。

Yet at least a few dozen sharing-economy startups have failed since 2012,
including BlackJet, a Florida-based service that touted itself as the “Uber for jet travel,”
and Tutorspree, a New York service dubbed the “Airbnb for tutors.”

しかし、少なくとも”ジェット飛行のためのUber”を手掛けたBlackJet、
“家庭教師のためのAirbnb”と銘打ったTutorspreeを含む、
多くのスタートアップ企業は、2012年以降失敗し始めている。

Most ran out of money, following struggles that ranged from difficulties building a critical mass of supply and demand,
to higher-than-expected operating costs.

多くの要因は、資金繰りの悪化である。
資金繰り悪化の背景として、供給と需要のクリティカルマス獲得の困難さにより、
想定をはるかに上回る運営コストが発生した。

 

中でも資金繰りの悪化に紐づいた要因として、以下の点があげられていました。

  • CPA(顧客獲得単価)の高さ
  • リピーターへの転換率の低さ
  • サービス回避のしやすさ
  • 運営コストの高さ
  • 既得権益による制約・反発

シェアビジネスの失敗例

CPAの高さ

本来ならば、サービス提供側はコストを抑えたいのですが、
集客のために広告をかけざると得ない状況があると思います。
結果として、集客単価が高くなり資金繰りが追い付かなくなる、
といったケースがあります。

これは、シェアビジネスに限った話ではないかと思いますが。

リピーターへの転換率の低さ

ここは死活問題になるはずです。先ほどのCPAの高さと関連してきますが、
いかにCPAを抑えてリピート率を抑えるか?が、ビジネスの要諦になってきます。
特にシェアといっても大抵のシェアサービスはランニングコストはかかるため、
ここでも、リピーター獲得の施策が重要になってくるはずです。

サービス回避のしやすさ

貴方だけの酸素カプセルと、いろいろな方が利用できるシェア酸素カプセル。
同じ値段ならどちらを使いますか?という話です。

シェアしてでも価値を提供する意味がなければ、
確実に顧客はシェアしないサービスを選びます。

運営コストの高さ

運営コストは抑えるに越したことはありません。
Uberはドライバーとユーザーをマッチングさせる仕組みのため、
ドライバーを抱え込まずに済みました。
その結果、運営コストを抑えることができたわけです。

Airbnb も同じです。
民泊と言いつつも、部屋主と旅行者をマッピングさせる仕組みだけを
提供することで、コストを抑えているわけです。

既得権益による制約・反発

これはビジネスモデル次第です。
とどのつまり、ニーズがあり資金繰りがうまくいけば、
既得権益を淘汰することも夢ではありません。

 

いかがでしたでしょうか?
シェアビジネスの光と影。

シェアビジネスの光と影

成功例と失敗例をそれぞれ学ぶことで、
世界で1つだけ、あなただけが提供可能なビジネスが
生まれることを願ってやみません。

スタートアップ時のマネタイズやWebサービスの提供方法について
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