1. クラウド活用が進むほど、セキュリティ管理は複雑になる
AWS、Azure、Google Cloudなど複数のクラウドを併用する企業が増加しています。一方で、各クラウドごとに設定・脆弱性・権限を個別に管理する現場では次のような課題が顕在化しています。
- 各環境の設定・脆弱性管理が属人化している
- アラートが多すぎて優先順位付けができない
- 全体のセキュリティリスクを俯瞰できない
結果として「どのリスクが最も危険なのか」を判断できず、経営層への報告も断片的になりがちです。この“見えないリスク構造”こそ、マルチクラウド時代の最大の課題です。
2. 理想と現実のギャップ ― 分断された運用がもたらすリスク
理想は、すべてのクラウドを一元的に可視化し、攻撃リスクをリアルタイムに把握できる環境。しかし現実は――
- クラウドごとに管理ポリシーが異なる
- アラートが多すぎて対応優先度がつけられない
- 権限設定や脆弱性対応が分断されている
このようにクラウドの拡大が運用の複雑化を招き、「統合運用の限界」に直面する企業が増えています。
3. いま、読者が抱える疑問
- マルチクラウドをまとめて見える化する方法はあるのか?
- CNAPPとは何か?CSPMやCWPPとはどう違う?
- Wizはなぜ注目されているのか?
- 導入や運用の手間はどの程度か?
- 丸紅情報システムズが提供する支援はどんな内容か?
これらの疑問に答える形で、次世代のクラウドセキュリティ基盤「Wiz」を紹介します。
4. 丸紅情報システムズが選んだ解決策 ― CNAPP「Wiz」
「Wiz」はエージェントレスでマルチクラウド環境全体をスキャンし、リスクの“見えないつながり”を可視化する新世代のCNAPP(Cloud Native Application Protection Platform)です。
導入・運用支援を通じて企業のセキュリティ運用を統合・効率化。複雑なマルチクラウド環境を「一枚のリスクマップ」で理解できるようにします。
5. マルチクラウド時代に求められるセキュリティ運用とは
クラウド活用が進むほど運用チームは次の3課題に直面します。
- 監査対応 ― 各クラウドの設定チェックが煩雑
- 脆弱性管理 ― 多数のアラートから重要度を判断できない
- 権限統制 ― 部門・環境ごとに権限設計がバラバラ
これらを解決するには、DevOpsにセキュリティを組み込む「DevSecOps」の発想が不可欠です。従来のツールでは断片的な管理しかできませんでしたが、そこで登場したのが「CNAPP」です。
6. CNAPPとは?― クラウドセキュリティ統合の新カテゴリー
CNAPPはクラウドネイティブ環境全体を統合的に保護する概念です。CSPM(設定管理)・CWPP(ワークロード保護)・CIEM(権限管理)・DSPM(データ保護)を一体化し、「境界防御」ではなく「全体リスク構造」を管理します。
米国では主要企業が導入を進め、日本でも本格的な採用フェーズに入りつつあります。
7. Wizの特徴 ― エージェントレスで「リスクのつながり」を見える化
Wizは各クラウドのAPIと連携して情報を収集するエージェントレス方式を採用。導入時の設定負荷を最小限に抑えつつ、次の可視化を実現します。
- グラフデータベースによるリスク相関分析:脆弱性・設定ミス・権限・データの位置関係を「つながり」として分析
- アタックパス分析:攻撃者が侵入した場合の最短経路を自動特定
- 優先度付け機能:「今すぐ対応すべきリスク」を明確化
- リアルタイムダッシュボード:経営層向けレポートも自動生成可能
単なる“アラートの羅列”ではなく、「攻撃リスクの構造」を可視化します。
8. 導入・運用フェーズを支える丸紅情報システムズの支援
丸紅情報システムズはWizの導入から定着までを伴走支援します。
- 導入初期:API接続設定をサポート、エージェントレスのため短期間で稼働
- 運用定着:ダッシュボード設計・ルール最適化を支援
- 他ツール連携:既存SIEMやチケット管理との統合ノウハウを提供
丸紅グループ自身がWizを採用しており、実運用での信頼性と効率性を証明しています。
9. 【事例シナリオ】Wiz導入でクラウド運用はこう変わる
Before:
各クラウドのアラートを個別に確認。設定変更や権限調整が属人化し、対応時間が膨大。
After:
Wiz導入により全クラウドのリスクを一元表示。アタックパス分析で重要リスクを自動判定し、対応時間を約60%削減(想定値)。DevSecOpsチーム全体で共通のリスクビューを共有できるようになりました。
10. Wiz × 丸紅情報システムズによる導入効果まとめ
観点 | 導入前課題 | Wiz導入後の効果 |
|---|---|---|
可視化 | クラウドごとに管理が分断 | 全クラウドの資産・脆弱性・権限を統合表示 |
優先度判断 | アラートが多く分析に時間 | アタックパス分析でリスクを自動優先付け |
運用負荷 | 設定変更が環境ごとに煩雑 | エージェントレスで一元管理 |
経営レポート | 担当者レベル止まり | 経営層にも可視化可能(リスク指標化) |
11. 他社CNAPPとの比較ポイント
比較項目 | Wiz | 他社CNAPP(例) |
|---|---|---|
導入方式 | エージェントレス | エージェント導入型が多い |
対応クラウド | AWS/Azure/GCP/OCI等 | 製品により限定的 |
分析方式 | グラフDBによる関連分析 | アラートリスト中心 |
運用支援 | 丸紅情報システムズの伴走サポート | ベンダー依存が多い |
12. 投資対効果と今後の展望
Wiz導入によるROIはツールコスト削減にとどまりません。
- 運用工数削減:アラート分析・レポート作成の自動化
- 規制対応コスト削減:内部統制・監査対応の効率化
- リスク低減効果:攻撃経路の可視化による迅速対応
今後はゼロトラスト運用基盤やマネージドサービスとの統合が進み、丸紅情報システムズも業界別導入支援やマネージド化を強化していく方針です。
13. まとめ ― セキュリティ運用を変える一歩は「可視化」から
マルチクラウド化が進む今、セキュリティ運用の鍵は「統合的な可視化」です。Wizはクラウド全体のリスクを“つながり”で理解できるCNAPP。丸紅情報システムズの導入支援により短期間で実運用へ移行できます。
セキュリティ運用を変える第一歩は、可視化から始まります。